おしるこ世代が生まれ育った「昭和」が今再び注目されていることを知っていますか?
その一つとして、東京では、としまえんが閉園し、新たに西武園ゆうえんちがオープンしました。
なんとこの西武園ゆうえんち、テーマが「昭和」なのです。
「昭和」がテーマの遊園地が「令和」にオープン!?ということで、懐かしの「昭和レトロ」について、いくつかクローズアップしてみたいと思います。
あなたはいくつ覚えていますか?
「昭和」といっても幅広いですよね、何せ64年間も続いたのですから。
今話題の「西武園ゆうえんち」に関して、調べてみると、純喫茶やゴジラ、商店街、レコード…など、なるほど、さながら映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の世界観が広がっていることがわかります。
今の若い世代に、これらがうけているのは、どうやら「温かみを感じられるから」だそうです。
「なるほど」と思う反面、
・64年間も続いた「昭和」ってこれだけだったっけ?
・そんなはずはないような?
と思いませんか?
そう、ファミコンや歌謡曲(アイドル)、洋画…もっとアヴァンギャルドな「昭和」カルチャーはたくさんあったのです。
また、デジタルが普及していないこの頃、こうしたカルチャーの中心には、いつだって「紙」がありました。
思えば、今なお続く雑誌は、「昭和」に創刊されたものばかりなのです。
今なお続く、『POPEYE』、『an・an』、『non-no』…など、歴史を辿るとその創刊は「昭和」でした。スマホやネットがなかった当時、多くの方が雑誌から流行を取り入れていたのではないでしょうか?
デジタルに強いおしるこ会員からすると、もはや遠い昔のようかもしれませんね。
出版業界の総売上が1兆円を突破したのも1976年のことだとか。まさに時代の転換期だったのです。
そして、雑誌といえば、もう一つ、忘れられないものがあります。
そう、小さい頃に一度はみんなが読んだことのある「マンガ」です。
「マンガ」の歴史もまた「昭和」に大きく花開きました。
かつて、「書を捨て町へ出よう」なんて言った人もいたみたいですが、「マンガ」は別物ですよね。むしろ「マンガ」がきっかけで町へ出ることも!?
冒頭に戻りますが、西武園ゆうえんちのホームページを見てみると、駄菓子やゴジラなどが並ぶ中で、「アトム」が文字を連ねています。
「昭和」カルチャーを語るうえで、マンガの巨匠である手塚治虫は外せないようです。
手塚治虫といえば、皆さんは何の作品が思い浮かびますか?
『火の鳥』、『アドルフに告ぐ』、『ジャングル大帝』…挙げてみると、SFからアニメまでキリがありませんね。
筆者は、手塚治虫といえば、『リボンの騎士』と『新選組』を挙げます。
『リボンの騎士』の連載は、1953年〜とそれこそ「Always 三丁目の夕日」の頃ですが、なんとこの作品こそが、後の少女マンガの「ひらひらキラキラ」の起源になったとか!?
『新選組』に関しては、その後多くの漫画家のルーツとして挙げられる作品の一つとなりました。
今夏には、歌舞伎での上演が決まっています。
こうしてみてみると、今やクールジャパンとまで言わしめるアニメやアイドルなどの日本のサブカルチャーは、「昭和」にルーツがあったといっても過言ではなさそうです。
さて、今回はここまで!「昭和」カルチャーの幅広さについて、お送りしました。
次回は、「昭和」カルチャーの代表格ともいえる「少女マンガ黄金期:1970年代の少女マンガ」について、お送りします。
どうぞお楽しみに!
「当時はあれしかなかったから」なんて振り返りつつも、今でも心のどこかでその時の様子が思い起こされる方も多いのでは?
「こんなことやあんなことがあった」とぜひ日記で投稿してくださいね。
お待ちしております!
参考:
・西武園ゆうえんち (seibu-leisure.co.jp)
・時代と出版
・手塚治虫記念館|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL